院長紹介

 高松 雄児　　　　　

  （たかまつ　ゆうじ）

 

 

 

 

 

 

 

<国家医療資格＞

鍼灸師 花田学園鍼灸専科卒業

（国家医療資格登録番号　No.111346号, No.111305号）

 

日本オステオパシーメディスン協会（JOMA）会員

日本オステオパシープロフェッショナル協会（JOPA）会員

塩川カイロプラクティックスクール本科及び

SOT（仙骨、後頭骨テクニック）学部卒業、同校講師（腰痛学）経験

東京カウンセリングスクール、NLP（神経言語プログラミング）研究所など、

その他数ヶ所の養成機関で、十数種類のサイコセラピー、手技療法を習得。

現在、手技療法の学校にて講師を兼任。

 

主に学んだもの 

治療方針に関するエピソード

 

＜主に学んだもの＞ （一部抜粋）

花田学園　鍼灸専科3年 

塩川スクールオブカイロプラクティック本科２年

　　（ガンステッド・ターグルリコイル・アトラスオーソゴナル・ディバーシファイド・SOT

　　　・トムソンテクニックなど）
塩川スクールオブカイロプラクティックSOT学部３年

JCRA日本カイロプラクティックリサーチ協会
　　　・マークビック国際セミナー
　　　・トムソンテクニックセミナー

PACCパシフィックアジアカイロプラクティック協会
　　　・SOT頭蓋、二ノ湯
　　　・インターナショナルセミナー（２日間）
　　　・SOT、CMRT（内臓治療）

JOA日本オステオパシー学会
　　　・内臓マニピュレーション　初級・中級・上級

           （渡辺先生、田尻先生、バラルDO、ピエール・メルシェーDO 、ホメオDO）

　　　・誇張法セミナー　ベーシック・アドバンス
　　　・カウンターストレイン
　　　・頭蓋オステオパシー
　　　・スティルテクニック
　　　・仙骨病変セミナー（１９９６）
　　　・頭蓋仙骨治療（クラニオ・セイクラル・セラピー）Ⅰ・Ⅱ
　　　・体性感情開放法（SER　Somat Emotional Release）　Ⅰ・Ⅱ
　　　・頭蓋オステオパシーの為の解剖学（森田DO)
　　　・フラック・ウィラード先生の「神経解剖学」
　　　・筋肉エネルギーテクニック（MET)
　　　・ファシリテッドポジショナルリリース（FPR)
　　　・プログレッシブ　イン　ハビション　オブ　ニューロマスキュラーストラクチャー
　　　・ファンクション　アンド　ストラクチャー　フォー　オステオパシー
　　　・クラシカルオステオパシー
　　　・トルクアンワインディング

JOMA日本オステオパシーメディスン協会
　　　・無血手術セミナー
　　　・再発性機能障害セミナー
　　　・靭帯性ストレイン（Ligamentous Artichlarstrain)

JOPA日本オステオパシープロフェッショナル協会

　　　・トラディショナル・オステオパシーセミナー(フィリップ・デュレルD.O.)

　　　・メカニカル・リンクセミナー（創始者・ポール・ショフールD.O.,Eric Prat D.O.)

インド・プーナにて

　　　・ レベルⅠ〜Ⅲ of Craniosacral Blancing Training　 255時間

　　　・セラピストとしてのトレーニングコース　85時間

フォンス・アモーリス
　　　・ レベルⅠ〜Ⅳof Craniosacral Blancing Training 　 340時間

マニュアルメディスン研究会
　　　・視神経と三叉神経（伊藤DO、大場DC)

科学新聞社　
　　　・増田ゼミ　カイロプラクティックN学
　　　・ポジショナルリリース

クロニックスチューデンツ
　　　・ブレッヒシュミッドの胎生学（０４）　コンラット　オバーマイヤー
　　　・ビセラルマニピュレーション　　　　コンラット　オバーマイヤー
　　　・エソテリックⅠ・Ⅱ
　　　・整体講座
　　　・ボディナミクス（境界線の問題、ショックトラウマ）

その他

　　　・Satsfatorilly　Conpoeted 16hours of instraction in a Basic Phase 4 course in
        Ortho-Bionomy(オーソバイオノミー）
　　　・連動操体法
　　　・正体法
　　　・横山式筋二点療法　初級１〜４
　　　・栗原DC　アプライドキネシオロジー　ベーシック・アドバンス
　　　・レイキ
　　　・PKP
　　　・BIO DINEMICS フェーズ１〜５　（by トム・シェイバー）
　　　・親業　ベーシック
　　　・堀川式　オステオパシーセミナー

交流分析（TA)

動作法

アサーション

　ヒプノとNLPによるダイアログコース

カウンセリング（ロジャース）

エンカウンターグループ

神経言語プログラミング（NLP)　

　プラクティショナーコース

　マスターコース

　トレーナートレーニングコース

ツール・オブ・ザ・トレード

ベーシック・ワンブレイン

アドバンス・ワンブレイン

基礎構造機能

構造神経学

RERATIONSHIPS IN JEOPARDY

BODY CIRCUITS, PAIN AND UNDERSTANDING

CHILDHOOD, SEXUALITY AND AGING

Adolescence, Maturity 8 Love

MIND-ing Your business

その他、治療系、心理系、エネルギー系、ボディワーク系など正確に名前の分からないものや、名前を出すと個人や団体に迷惑のかかるものは割愛しました。

 

＜今まで施術される側として受けたもの＞

アレクサンダーテクニーク、フェルデンクライス、TFT、オーソバイオノミー、リバランシング、

クラニオセイクラルバランシング、チベタンパルシングヒーリング、レイキ、キネシオロジー、

フォーカシング、ゲシュタルトセラピー、ロールプレイ、ヴォイスダイアログ、鍼灸、

アロママッサージ、交流分析、ヒプノセラピー、神経言語プログラミング（NLP）、

リバーシング、ブリージング、ベース、オーラソーマ、気功、スリー・インワン、野口整体、

ホメオパシー、インナーチャイルドワーク、カウンセリング（ロジャース）、バッチフラワー、

カラーパンクチャー、十字式、リフレクソロジー、 エサレンマッサージ、

サイキックマッサージ、コンシャスタッチ、和尚セラピー、頭蓋仙骨療法、パームリーディング、

操体法、ガンステットテクニック、コックステクニック、デバーシファイドテクニック、

アトラスオーソゴナルテクニック、ターグルリコイル、SOT、バイオダイナミクス、

トムソンテクニック、クラニオセイクラルヒーリングアート、アプライドキネシオロジー、

タッチフォーヘルス、PKP、オステオパシー（各種）、エソテリック、

クラニオセイクラル・バイオダイナミクスアプローチ（バードレナ）、 など。

 

 ＜治療方針に関するエピソード＞

私がこの世界に入ってまだ間もない頃、接骨院に勤めていた時のことです。 

２０代半ばの女性Ｎさんがご家族の方に抱えられるように来院されました。

 

腰から両脚、足の先まで全身に痛みとシビレが広がっており、

小柄で華奢な体を小刻みに震わせながら目をつぶっている様は痛々しく、

とても辛そうでした。

 

まず、治療ベッドに横になってもらおうとしたのですが、

うつぶせ・仰向け・横向きと、どの姿勢も痛くて出来ません。

仕方なく、壁に寄り掛かってもらうことにしました。

 

状態を調べようと腰に恐る恐る触るととても痛がり、

治療するどころか、普通に触ることすら出来ませんでした。

そうこうしているうちに、Ｎさんの呼吸がだんだん上がってきて、

辛さがどんどん増してきたのが分かりました。

 

私は一瞬、頭が真っ白になり、途方に暮れました。

しかし、目の前にいるＮさんを見ながら、ふと

「Ｎさんの着ている服が体に触れる事で痛みが増すことはなさそうだ・・・。

ということは、やり方によっては触ることが出来るのではないか？」と思ったのです。

 

一旦静かに深呼吸をして、Ｎさんにも気付かれないぐらいゆっくり、そおっと、

腰に手を近付けてゆき、私の手に力が入らないように気をつけながら、

何十秒もかけてそぉっと腰を触ってみました。

 

すると、今度はＮさんを痛がらせずに何とか触ることが出来たので、

その調子で慎重に腰部を調べてみました。

腰椎４番・５番の間が鉄のように硬く、狭く感じられ、

「この部分が広がれば何とかなるのではないか？」と思い、

藁をも掴む思いで腰椎4番・５番をゆっくり、そぉっと広げようとしました。

しかし、腰椎と腰椎の間を広げるテクニックを習った通りに試みても、

まったく広がりませんでした。

それどころか、体に拒絶されているような感じを受けました。

 

「体が受け入れてくれるにはどうしたらいいのか？

  私の何かを変えればいいのか？広げようとする指の圧？

  でも強いと危険だし・・。術者の姿勢？気持ち？・・・・・」

 

腰椎を広げるテクニックのやり方を微妙に変えてゆく作業を

３０分ほど行っていた時です。私が色々と触り方を変えてゆく途中で、

急に世界が止まったような気がしました。

そしてその後すぐに腰椎４番と５番の間がすぅっと広がった感じがしたのです。

 

思わず私が「あっ！！」と声を出した直後に、

Ｎさんが「今、両足の痛みが無くなりました！」とびっくりした様に言いました。

もっとびっくりしたのは私の方です。

 

「えっ！うそ？本当！？少しぐらいは痛みが残っているよね？」

と言いたいのをぐっとこらえて「よかったですね」

と平静を装って言った事を覚えています。

 

治療中は無我夢中でしたが、後になって、はっとしました。

「今まで自分は受け手の治癒力に甘えていたのだ・・・」と。

 

Ｎさんの体は本当に限られた種類の刺激しか受け入れてくれませんでした。

患者さんのほとんどは刺激に対しての許容量がある程度あるので、

少々ポイントがぶれた治療をしても治癒力が強いので、良くなってゆきます。

 

しかし、Nさんのように刺激に対しての許容量が小さくなっている人は、

ピンポイントで適切な治療をしなくては良くなるどころか悪くなってしまいます。

適切な治療というのは、技術的にただ上手にやるとか、器用にやる、

というだけではなく、１００人いたら１００人違う、

患者さんの心身（カラダ）が今この瞬間に求めていることを的確に感じ取り、

治療を行う・・・このことを私はどれだけ出来ていただろう・・・

まったく出来ていませんでした。

 

学生時代も見習い時代もそして実際の治療の現場にたってからも

自分なりに頑張ってきたつもりでした。謙虚さも忘れないようにと思い、

頭では「治療とは治療者が良くするのではなく、

患者さんが自ら良くなるのをお手伝いすること」と思えてたつもりでいたのですが、

心のどこかで「私が助けた」と得意げになっていました。

患者さんが良くなるのをお手伝いするどころか本当は、

私が受け手の治癒力に助けられていたことに気が付きませんでした。

 

私は反省と共に、これからの自分の指標が見つかったような気がしました。

「受け手の心身（カラダ）が今、この瞬間に求めていることを感じ取り治療を行う。」

これが私のテーマの１つになりました。

 

あれから２０年以上経った今でも、あの当時の気持ちを忘れず現場での工夫と

勉強を続け、治療内容も改良を重ねています。

しかし「あの当時の自分がなりたかった自分（治療者）」になるには、

まだまだ（きっと一生）修行が続きそうです。